長野県サッカー選手権大会決勝AC長野パルセイロ　試合結果

天皇杯に向けて宿敵との対戦。3度目の正直なるか。

観客の声がない長野Uスタジアム。無観客開催の長野県サッカー選手権大会決勝を迎えた。相手は Jクラブの長野パルセイロ。同じ大会での過去の通算成績は2戦2敗。天皇杯に出場するには越えなければならない高い壁だ。試合はアルティスタ浅間がいきなりビックチャンスを迎える。2分＃9飯島の浮き球のパスに＃23橋村が抜け出そうとしたところを倒されPKを獲得。キッカーは＃7岡本。ゴール右を狙ったシュートは相手GKに防がれ先制点のチャンスを逃す。10分＃17関戸が左足でシュートを狙うもゴール上に外れてしまう。得点のチャンスを逃すと徐々に相手ペースに持ち込まれてしまう。16分相手の強烈なシュートに合うも＃21藤森がセーブ。17分相手CKからヘディングで合わせられるもゴール右に外れる。相手のペースでもチャンスを伺うアルティスタ浅間は19分＃7岡本がカットインからの狙うもキーパー正面。その後も相手にボールを握られ我慢の時間が続くも＃20鈴木を中心とした懸命の守備でゴールを与えずスコアレスで前半を終える。しかし後半になっても相手がボールを握る時間が続き、61分遂に均衡を破られてしまう。それでも追加点を与えず、チャンスの時を伺うアルティスタ浅間は75分＃23橋村が裏に抜け出しシュートを狙うもゴール右に外れてしまう。85分過ぎから徐々に押し込む時間を作るもタイムアップ。惜しくも勝利を手にすることはできず、3度目の正直とはならなかった。今シーズン初黒星と悔しい結果に終わってしまったアルティスタ浅間。しかしＪクラブ相手に戦えたことは今後の糧になるはずだ。

試合後監督コメント

Q1.試合を振り返って
コロナ禍の中、このような試合の場を整えて頂いた関係者の皆様に本当に感謝しております。また、2カテゴリーも下であるアルティスタ浅間に対して、全力で向き合って頂いたパルセイロさんに感謝いたします。
カテゴリーが上のパルセイロさんに対しても、自分たちのスタイルで戦いと臨みましたが、少しの勇気と我慢強さが足りなかったかなと思います。
選手たちの背中を押してあげることができなかったのは、私の責任だと悔みます。
しかしながら、Ｊリーグの厳しい世界で戦っているチームに対して
選手たちは今できる100％を表現してくれたことを誇りに思います。
この素晴らしい経験を日常のトレーニングに持ち帰って、更なる強度、精度を追い求めていきたいと思います。
今日のゲームを進化する為の糧としていきたいと思います。
Q2　前半はスコアレスで折り返しましたが、どのように振り返りますか？
立上りのマネージメントも素晴らしかったですし、GK藤森を中心に粘り強く守ってくれていた結果だと思います。
自分たちの主導権を握れそうなタイミングで、もう少し相手コートで時間を作れれば良かったと思います。
相手のプレッシャーの中でも、勇気をもって侵入できれば得点の機会を作ることができたのかなと思います。
Q3　サポーターの皆さんへ
二週あいて、またリーグ戦がスタートします。
勝点を積み上げられるよう、準備します。
ファン、サポーターの皆様の声が選手たちを強くしてくれます。
引き続き、アルティスタ浅間に温かいご声援を頂ければ嬉しいです。