第51回北信越フットボールリーグ1部 第6節 vs 富山新庄クラブ 試合結果

今季リーグ初黒星。それでも垣間見えた ”アルティスタらしさ”
第51回北信越フットボールリーグ1部 第6節 富山新庄クラブ

前節、ホームで昨シーズン王者相手に互角の戦いぶりを見せたアルティスタ
この1週間、厳しい暑さの中でハードなトレーニングに取り組んできたチームは
負傷で戦線離脱を余儀なくされた仲間たちのためにも
総力戦で勝利を掴み取りに行った。

前半、富山新庄クラブのボールで試合が始まると、
相手は初手から猛攻撃を仕掛けて来た。
現在リーグで2位につける強敵とだけあって、
チームとしてのクオリティの高さが際立っていた。

前半11分、13分と立て続けに失点を喫すると、不穏なムードが漂い始める。
東信地域とは違う、ジメジメとした気候のせいもあってか
なかなか自分たちのペースに持ち込むことができなかった。

前半終了間際に3点目を献上し、そのままハーフタイムへ突入。
ロッカールームでは前半の反省や課題を整理したのち
森川監督やゲームキャプテンの13木村がチーム全体を鼓舞した。

後半選手たちは、目の色を変え
ただ、貪欲にゴールを狙いにピッチに駆け出して行った。

後半10分 1点目 上原 賢太郎

反撃の狼煙は、またまたこの男から上がることに。
公式戦４試合連続ゴール中の「浅間のエース」がこの試合でも牙を向いた。
23出石や39松本が起点となりサイドアタックからチャンスを伺うと
ゴール前での波状攻撃が功を奏し、17上原が鋭い嗅覚を発揮
そのまま倒れ込みながら放ったシュートは
見事相手ゴールに突き刺さり、幸先よく1点を返した。

その後は一進一退の攻防が続いたものの、
前半とは見違えるようにボールが繋がるようになったアルティスタ。
相手が疲れ始めてきたところを狙い、果敢に攻撃を仕掛ける。

後半37分 2点目 木村 太貴

トレーニングから重点的に力を入れてきたコーナーキック
待望の2点目は日頃の鍛錬の成果から生まれた。
今節は両足から放たれる高精度のキックが持ち味の
31小野関がプレースキッカーを務めた。
インスイング気味のボールをファーサイドへ供給すると
そこに待っていたのはゲームキャプテンの木村。
魂のヘディング弾を叩き込み、残り10分弱で1点差へと詰め寄った。

しかし、最後の最後まで足を止めず、
アルティスタらしいフットボールを展開したものの、あと一歩及ばず。
スタジアムには試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

確固たる自信と決意を胸に臨んだ一戦だっただけに
悔しさが溢れ出る結果となった。

ただ、いつまでも下を向いてはいられない。
またすぐに、今度はホーム・佐久陸での試合がやってくる。
相手は同じ勝ち点で並ぶJAPANサッカーカレッジだ。
この悔しさを、大勢のファン・サポーターの前で晴そうじゃないか。

更なる進化を追い求めて、我々は戦い続けます！
引き続き熱い応援よろしくお願いいたします！

試合後監督コメント

今日も、6月とは思えないほどの厚さの中
最後まで声を枯らして応援しくれたサポーターの皆様に感謝致します。

AWAYでどうしても勝ちたかった試合を落としてしまい、
申し訳なく思います。

立ち上がりは、チームで共有できていたことができたし
勢いをもって試合に入れたと振り返ります。

前半に関してはもう少し、
相手の嫌がることを続ければ良かったと反省します。

選手たちは、強い向い風の中でも自分たちの
スタイルに拘ってチャレンジしてくれましたし

そこで出た課題は、強くなるための糧にしたいです。
もう一度、フェアにタフに戦うためにトレーニングで磨いていきます。

攻守において更にアグレッシブに、
そして躍動感あるフットボールができるように
準備をしていきたいと思います。