HFL第13節 富山新庄クラブ戦 試合結果

ホーム最終戦 3-0の快勝。最終節へ優勝の可能性を残した。

夏の残暑を終え、秋の涼しい風が吹き込んだ佐久陸上競技場。 アルティスタ浅間は2020年シーズンホーム最終戦を迎えた。 今節の相手は富山新庄クラブ。 得点力はリーグトップと非常に怖い相手だ。 2トップをどう抑えるかがこの試合の鍵となる。 試合は開始早々、互いに攻め合いを繰り返す。 2分には#10喜屋武がシュートを放つも枠外。その1分後には富山新庄もシュートを放ってくる。互いに攻守の切り替えが早く油断できない展開が続く。 時間が進むにつれ富山新庄の攻撃を徐々にシャットアウトしていく浅間。相手からの背後のスペースをついてくる攻撃に#20鈴木、#24金澤はキッチリ対応していく。 相手の攻撃が停滞していく中、今度は逆に浅間が富山新庄の裏のスペースを突いていく。 今季初先発の#22伊集院が何度となくスプリントを重ね、#26加倉も相手の背後のスペースを走り回る。 26分、中盤でパスを繋ぎオーバーラップをしてきた#18加地へ。右足で放たれた鋭いクロスから#22伊集院のヘディングシュート。 これが相手の手に当たりハンドの判定になりPKを獲得。 #10喜屋武が落ち着いてゴールへ流し込み浅間は先制に成功する。 先制した後も浅間の攻撃陣、守備陣は手を緩めない。 相手の抑えるべきポイントをしっかりと抑えた浅間は前半を無失点で終える。 後半から富山新庄はロングスローを使った攻撃を仕掛けてくるも、ここも浅間の最終ラインはしっかりと跳ね返していく。集中を切らさない浅間は66分、右サイドからのコーナーキックを#2長谷がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み2-0。 前回のホームゲームと同じようなシーンをまたしても作り上げた。 更に6分後、裏へ抜け出した#22伊集院がシュート。一度は相手DFに阻まれるもこぼれ球にすぐさま反応。左足を振り抜きダメ押しの3点目をあげる。 74分には#11塩沢が登場。 現役最後のホームゲームを迎える彼に、佐久陸からは大きな拍手が生まれる。 80分にはその#11塩沢に最大のチャンス。相手キーパーを交わしシュートを放つもゴールラインギリギリでクリアされてしまう。 サッカーの神様は少しだけ意地悪だ。 その後も相手の攻撃をゼロに抑えた浅間 ホーム最終戦、#11塩沢のホームラストマッチを有終の美で終えた。 今日の結果で、首位福井ユナイテッドとの勝ち点差は2。 次節はその福井との直接対決が待っている。 勝てば優勝、引き分け以下なら2位下が決まる展開は昨年同様。 4シーズン振りの優勝へ みんなの想いを乗せ絶対に勝とう。

試合後監督コメント

<得点力の高い相手の2トップをチームとしてどう守ったか>
相手の攻撃陣はとても強力だがチャレンジ&カバーを欠かさず行おうと伝えました。

<伊集院が初先発。どういった攻め方を？>
相手の両サイドバックは高い位置を取るというのはスカウティングでわかっていたので、加倉・伊集院にはその背後を突いて攻めて行こうと指示しました。

<次節、福井ユナイテッド戦への意気込み>
勝てば我々が優勝。引き分け以下なら福井さんが優勝という状況なので、1点を取って勝ちたいと思います。
そういう泥臭いサッカーを今シーズンはやってきたので、この1週間しっかりと準備して最終節臨みたいと思います。

<ファン、サポーターへのメッセージ>
コロナ禍の中、多くの方にホーム最終戦に足を運んで頂いて本当にありがとうございます。
皆さんの声援が3-0の快勝に繋がりました。
次節はアウェイ福井と遠いですが、最終節。そして塩沢選手現役最後のリーグ戦となりますので、是非スタジアムまで足を運んで頂けると嬉しいです。応援よろしくお願いします。